ジブリは観る年代で印象、影響が大いに変わる。
宮崎駿作品とともに育った私たち誰一人置いていくことなく、今までの必死に生きてきた私たち一人一人の「人生」に寄り添い、走馬灯のように思い出すきっかけを与えられ、そしてこれからの「人生」を共に生きることになる作品となった。数年後、数十年後見るタイミングによってこれからをどう生きるのか様々な形で問われ生かされ続ける選択の糧になっていく作品となるのだろう。
今までのジブリもそうだったように今回はその中でも1番の長編でもある「人生」を題材にした作品。最後生き切ったあとにきっとこの作品の意味を完全に理解する事が出来るのだと思う。今は分からなくてもそれでいい、"今"の私が人生という道の途中で受け取ったものを大切にこれからを生きていく繰り返し。
どこかでずっと生き続ける。
ずっとずっと生きている。
強く逞しく人生の意味を探し続けて。
