このレビューはネタバレを含みます
ああぁ、、自分はこの作品を観るに値しない人間でした。
宣伝や予告が全くなかった意味は、本当の宮崎駿のファン、理解者しか観るなよってことだったのかなとすら考えてしまう
設定と風景とストーリー展開は抽象度ばか高いわりに、セリフだけ超具体で現代アートを見せられてるみたい。
何のことを言ってるの?と、完全に置いてきぼりになって辛かったです。
イラストのタッチもハウルの部屋並みに緻密の部分もあれば、平成ぽんぽこ並みに1色ベタ塗りの部分が共存しているのが好みじゃなく、不協和音を聞かされている感覚になりました。
音楽は、おんなじ不穏なメロディーの繰り返しだし、映像美と言える部分も特になく、八方塞がりな気持ちに。
わらわらはお文具みたい。
セリフもおんなじフレーズが繰り返されるのが気になった。
青サギは『お待ちしておりますぞ!』『お待ちしておりましたぞ!』ばっかりうるさいし、婆さんたちも『もう帰りましょうよ!』『どこにいるの?』と非建設的なことばっかりのろのろと繰り返していてしつこい。
恥ずかしくも、この映画に対する総論は、『なんか言いたいことあるならはっきり言ってくれよ!!』です。
最後まで観れば壮大なオチがあるのではと希望を持ったけど、そんなこともなかった。
ひとつだけ、お屋敷の荘厳な玄関はカッコよくてテンション上がりました。