アナ

君たちはどう生きるかのアナのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.2
色々な想いを巡らせながら観ました。
観たの昨日なんだけど、凄すぎて鑑賞後言葉を失ってしまったので、一晩経って落ち着いてからレビュー。

幼い頃からジブリ作品に慣れ親しんできて、今もなお変わらない手触り感の作品であることに喜びを感じつつ、夢の中のような展開には脈絡のなさや理解を超えて、眠くなることは無く惹きつけられた2時間でした。
これは宣伝なしで正解の作品です。冒険譚やファンタジー、アクションなど宣伝文句を添えるよりも、観た人がそれぞれ定義づけるべき作品なのかもしれません。

「ジブリの新作を観る」という私たちが劇場に向かうときに胸に抱いてるワクワク感をそのまま魅せてくれます。

賛否は分かれるかもしれません。
でも色んな人の感じた事、そして宮崎駿氏のフィクションとの向き合い方に関する解釈など自分の中に取り入れながら、もう一度観たい、大切にしたい作品です。

しかしナウシカにしてももののけ姫にしても、主人公は紆余曲折ありながらも元の世界で生きていく選択をすること、どうしようもないこの世界を批判しつつも、前を向いてこの世界で生きていくこと。そんな共通したメッセージはパヤオの愛情深さを感じます。

主人公の眞人はアシタカの幼い頃のような端正で美しい顔立ち。
そして夏子さんはジブリ女性キャラクターで一番美人かもしれないと思いました。
アナ

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