ArsMoriendi

君たちはどう生きるかのArsMoriendiのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

※ストーリーがよくわからなかった人用あらすじ

主人公のマヒトは空襲で母親を亡くす。その後、母親の妹の(ここが明言されてないのでわかりづらい)夏子さんが、新しい奥さんとして父親に嫁いでくる。夏子を母だと認められず、鬱屈しながら日々を過ごすマヒトだったが、ある日不思議な塔に入る。その塔は時空を越えて存在する塔であり、マヒトの母も、かつて少女だった頃に一年ほど入ったことがあった。塔の中でマヒトと、かつて少女だった頃のマヒトの母(ヒミ=マヒトの母も、最初は明言されないためわかりづらい)は再会し、共に冒険する。冒険の最後に、マヒトとマヒトの母は思いを伝え合い(「死んじゃ駄目だ」「マヒトを産めて死ねるのなら本望だし、炎の中というのも暖かくていい」)その経験から、マヒトは母を亡くした過去を乗り切り、夏子を新しい母だと受け入れる。

要約してみれば、結構シンプルなあらすじ。「難解だった」というレビューをよく見るが、起承転結もはっきりしているし、個人的にはそこまで難解には感じなかった。
マヒトとヒミが最後、共に扉を開けるシーンが美しく、いい映画を見たという余韻があった。
ArsMoriendi

ArsMoriendi