このレビューはネタバレを含みます
事前情報ゼロの状態で映画を見るのは久しぶりだったので、序盤のわくわく感は何物にも替えがたいくらいよかったです
ただ正直おもしろくはなかったです
特殊だなと思ったのは、主人公が最初からある程度完成されているところでした
異界とか物の怪の類を初っ端から明確に拒否しますし(なんなら殺そうとしている)、見るなのタブーはさらっと回避するし、継母から拒絶されても助けようとするし、自分の悪意に自覚的だし、ラストの決断もそうですし
だからといって面白くはなかったですが
物語の方は監督の心象風景を抽象的に映した感じでだからなんだろうという思いが強かったです
あの内省的・内向的な感じはむしろ庵野さんぽくてちょっと「うわぁ…」ってなりました
結論、事前情報ゼロ映画増えてほしいと思いました