桜内曜

君たちはどう生きるかの桜内曜のレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.8
宮崎駿の愛と狂気が爆発しまくりの124分
良かったところ
今話題沸騰の作品ネタバレを踏む前に見てきた
初日の段階でだいぶ賛否別れたから
どんな作品なんだと思って見に行った
スタジオジブリのロゴが出てからわずか
数秒であ、これは宮崎駿の作品だと思わされる圧倒的な作画力でジブリの凄さを
見せてくる
前半はホントに面白くて過去作の
オマージュもありながらも新たな冒険を
予感させる始まりは最高だったし

いザストーリーが動き出すとみんなが何回も見た駿の世界になっていく
宮崎駿の脳内を見たようだった
82才とは思えないぐらい
生き生きとした作品だった
同時に狂気とも言えるぐらい
どうした?と思えるほど劇中に出てくる
物たちヤバいし
物のデザインはやっぱりセンスを感じる
特に終盤のある物の破壊シーンは
ホントに生き生きとしていた
あのシーンの意味を考えると結構しんみりする
これで終わりと言われても個人的には
違和感ないかなぁやりたいことやりきった感じはある、
本当一つの時代が終わった感じだった
これは劇場で味わってほしい
声優はそのキャラにその人あてるのかーって思ったなぁ
別に違和感はなかった
みんな上手いよなぁ
ラストは上手い具合に物語をたたんでいる
米津 玄師の主題歌もいいし
エンドクレジットのメンツが豪華すぎて
ビビる

悪かったところ
さすがにストーリが無さすぎる
途中から雰囲気だけで映画が進み出す
説明をせず何となくの感じだけで話が
進むから途中から何やってるんだこいつらってなる
目的っぽい物はあるけど弱すぎるし
途中から明らかにテンポがおかしい
急に物事が片付き出すし
対した説明もないまま世界が変わるから
もうわからんわからん
そこで世界観に対する
新しい説明が入るからもうカオス
難しいって言うよりは意味不だった
考察すればいいんだろうけど
本編がそこまで好きではないから
あんまり考察する気にはならない
駿の闇鍋だった駿の良いところと
悪いところが両方出てた印象

無駄な所で寄り道する割りには
本筋のストーリがそんなに進まないし
テンポがホントに悪いのがもったいない
もう少しテンポよく世界観と物語を
語ってほしかった
別に駄作でもなかったし傑作でも
なかったかなぁ
作画と声優は良かったけどそれ以外が
個人的には微妙だった
桜内曜

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