このレビューはネタバレを含みます
宮さん、一度で理解させるつもりないやろ。
盛り盛りだくさん。この一本で3作品くらい出来そうだよ。
描写と音楽はハナマル大好き。
ただ物語は咀嚼できないまま颯爽と終わってしまい評価できない。もはやあんまり覚えてない。
しかしもう一回観たら評価が上がる自覚はある。
観ていてふと違和感に思うときが何度かあった。
宮さんじゃない要素を多々感じた。終始ダークさを漂わせているのが新しく、過去作以上にしっかりと別の良質なアニメーターを摂取している感覚だった。
鑑賞後、宮さんは絵コンテのみという情報を知り納得。その違和感はきっとそこから来てたのかと思う。
彼が描いた線は今作にはどこにもないということなのかな。そこんとこ詳しくよろしく知りたいよ。
それとわらわらの造形がすごく今っぽいね。もう少し線を太くしてもいい。このキャラも新しいミヤさんなのかなー。パンフレット買おうかな。
ここからはハナマル良かったところ。
私は宮﨑駿さんの細部に抜け目のない描写がたいへんに好きです。
眞人の眉や口もとの細かい変化で、思っていることが伝わる。今回もそういうところに気付けて嬉しかった。
以下、好きなシーン
・冒頭の階段を駆け登り降り。画面に向かってくるジブリ特有描写
・弓矢のシーンぜんぶめちゃ好き。格好良い
・風がぶわわわって立つあのかんじ、変わらないありがとうございます
・石が怒り、身体にバチバチ火花が舞う描写が鋭く、それでいて綺麗でよい
そして久石譲さんのピアノがトッッッテモ響いてた。音色に気を取られて「あ、お話進んでた…」てなるのあった。
米津さんの主題歌も合っておりました。余韻に上手く作用する音調ですばらしかった。彼のツイートを読み、少し好きになった(安易)
そんなとこです。
ネガティブごとで言いたいのはコメントで残します。
最後に
大泉洋はおりませんでした!!!!ざんねん泣!!!