すー

君たちはどう生きるかのすーのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.2
凄いものを観てしまった。そう思えたことでもう価値があると思います。

ジブリ作品を、映画の大スクリーンで、繊細な日本語で解釈できるというのは、日本人で生まれてきて良かったことの1つだと感じています。

前情報がないどきどき感が、より一層作品へ引き込んでくれました。

ジブリを観れるそれだけで感慨深いのです。
細部までこだわりがあって、空の青や草原の緑が本当に綺麗でした。
昔の懐かしい、自分の根底にあって普段は思い起こされない感情や感覚が、呼び覚まされるそんな場面がたくさんありました。

ひと言では表現できない、そんな作品。色々な捉え方ができる、1つの思想に縛られない自由な作品。

私にはまだ解らない、けれど、また歳を重ねたら違う深い見方ができるという確信がある、そんな素晴らしい作品です。
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