凄いものを観てしまった。そう思えたことでもう価値があると思います。
ジブリ作品を、映画の大スクリーンで、繊細な日本語で解釈できるというのは、日本人で生まれてきて良かったことの1つだと感じています。
前情報がないどきどき感が、より一層作品へ引き込んでくれました。
ジブリを観れるそれだけで感慨深いのです。
細部までこだわりがあって、空の青や草原の緑が本当に綺麗でした。
昔の懐かしい、自分の根底にあって普段は思い起こされない感情や感覚が、呼び覚まされるそんな場面がたくさんありました。
ひと言では表現できない、そんな作品。色々な捉え方ができる、1つの思想に縛られない自由な作品。
私にはまだ解らない、けれど、また歳を重ねたら違う深い見方ができるという確信がある、そんな素晴らしい作品です。