せり

君たちはどう生きるかのせりのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

孤独な少年マヒトの成長物語。
[マヒトの身の上]
母久子を火事で亡くし、母の妹夏子と父が再婚することになった。ちなみに夏子のお腹には子供がいて、マヒトは夏子の屋敷に引っ越してきた。
[屋敷の謎とアオサギ]
屋敷の敷地に、ずっと前に空から降ってきたという塔があり、夏子の大叔父はその塔を保護する外壁を作った。そして失踪した。また、マヒトには屋敷に住み着くアオサギが「久子生きている、お待ちしていますぞ」としゃべりかけてくるように聞こえ、アオサギを弓(自作)で倒すことを決意する。
[ 夏子失踪]
夏子が失踪し、マヒトとばあやの一人キリコは塔に迷い込む。アオサギと争っていると、はるか上で「お前が案内しなさい」と声がし、マヒトとキリコは地面に吸い込まれる。
[下の世界]
1日め
マヒトはキリコという姉ちゃんと会い、家で休ませてもらう。その晩、ワラワラ(おそらく輪廻転生を待つ魂)が天に向かって浮かび上がるが、ペリカンの大群に食われてしまう。それを火で救ってくれたのがヒミ(マヒト母の若い頃)だった。夜中物音がして外へ行くと、傷ついたペリカンが。ペリカンはワラワラを食うために、この世界に連れて来られたという。
2日め
アオサギと合流し、アオサギの弱点(マヒトがアオサギの風切7でできた弓で開けた穴は、マヒト閉じないと魔力もどらない)を握ったマヒトは、夏子のところを目指す。鍛冶屋で一人でインコに襲われたところをヒミに助けられ、ヒミと行動を共にする。夏子は産屋にいると聞き、マヒトは助けにいくが夏子に拒絶され、そうこうしてるうちに石のちからで気絶してしまう。ヒミも気絶し、2人とも見張りのインコに捕まる。
捉まったマヒトを助けてくれたのはアオサギ。ヒミは交換条件としてインコ大王から王への交渉に使われた。その交渉の内容はすべてをインコのものにすること。インコ大王去った後、そこへマヒト一行がやってきて、王を継いでほしいと言われるがマヒトは拒否する。ちなみに王の仕事は、13個の積み木を積んで世界の平和を守ること。その場面をインコ大王に見られ、怒ったインコ大王積み木をぶった斬る。崩壊する世界から、それぞれの時代へつながるドアを通って帰るマヒト、キリコ、久子、夏子、アオサギなのであった。
[後日]
何年か後。弟が生まれ、東京に戻ることになった家族。
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