このレビューはネタバレを含みます
ジブリの二次創作っぽい。
「宮崎駿の最新作をリアルタイムで見れる」ということに価値があると思えば、まあ見てよかったのかな…。
最初の10分くらいはワクワクしたし、火事の現場に眞人が走っていくシーンがとても綺麗だった。
でも結局なにを伝えたいのか、何のための映画なのかよくわからなったな。ストーリーも絵も全て二次創作っぽい。小さい白い生き物わらわらとか、お婆さんの画面いっぱいの描写とか、紙が襲ってくるシーンとか。
「ジブリっぽいでしょ?」と言われてるような気分。
宮崎駿の最後の作品なんて、みんな見に行かないわけがない。そこまで説明しなくても(というかしない方が)考察してくれる。そんな前提があって成り立ってる。
大雑把に作るくらいなら……どうしてこの作品は生まれたんだろう。
途中で千と千尋の神隠しがすごく見たくなった…。感動したい。
(後でTwitterの感想で「今作で見られる映像の方がもともと宮崎駿監督の脳内にあったもの」というのを見て、納得した。なるほど、好きな表現を好きなようにしただけなのかな。)