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君たちはどう生きるかのmummのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

鼻息にゾワゾワしすぎて、
帰路でインコの鼻を画像検索した


終わった瞬間は終わった、、、とポツンとひとりになったような気がしてしまったけれど
感想を置いておきたいなと思ったので。


戦火の作画から圧倒的で、火に始まり身近な水、大波、草木、ここでしか見られないいきもの、圧倒的たべもの、凛としたひと、そして何色にでも光る石

何回見ても大好きなジブリ映画たちを
全部一気にリミックスで観せてもらっている贅沢感。

逆に
最初に書いたシンとした中のインコたちの鼻息の荒さ、
口の裏側、尋常ではないいきものの大群
超広角な顔たち、歯、湿気

不気味さ気持ち悪さも
宮崎駿さんが描くものは小さい頃からでも気味悪がるというより好きだったなと思い出した
世の中綺麗なもんだけな訳ないだろ、やるしかないときもあるだろ
みたいな、観ている中でもふと現実を思い出すような。
今回は特に多く感じた


目と耳だけでも
ルパンがぎゅうぎゅうで乗ってた車とか
おじいちゃんが洞窟で石割ってくれた音、すぐ消えちゃう波動
何個でも記憶が出てくるけど


いまある塔に石を1個足してほしい。
13個の石で塔を積んでほしい。

のふたつの部分で月島雫の夢の中を思い出した。

雫は石自体を探していて焦り、不安ばかりで
私はどうしよう、どうすれば だったけど

今回は安寧を創り出せる石が目の前にある状態で
やってよ!やってよ!!と言われても
自分を石で殴った真人が 私はそれはしない、と決めて
なつ子お母さんと「あんまり好きじゃない」ところに戻った。

真人は真っすぐ。死にそうな匂いがぷんぷんする。


でっかい人に何言われたって意志持って生きなね、簡単なことじゃないけど考えて生きなね
と言われた気がした。

私自身があまり考えて生きていないタイプだから
映画が終わった時にポツンとひとりになってしまったのかなと少し反省もした。


書いてたら滅多に話さないお父さんと喋ってるときみたいな気持ちになってきた。
苦手だけど、逃げても仕方ない。


観ている最中も観てからも何かを思い出してばかりであっという間だったので、何回も観たいな
前情報なしで見られてよかった



宮崎駿さんの作品、もっと観たいです。
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