正直、アレ？？と思った。
あの事前に公開されたポスタービジュアルやタイトルセンスだとかあの渋いフォント等から醸し出されれる我々が予測する「渋さ」だとか「意味深さ」や「真っ向勝負感」が皆無で拍子抜けした感があったからだ。
それどころか登場人物の心象風景などを差し置いてまでも真っ先にストーリー展開を優先すべくとってつけたようなギミックやファニーなキャラクターも豊富でいつもの我々がよく知っているあのジブリの作品て感じにおさまっている印象を受けた。
言うなれば、竹原ピストルとか鈴木実貴子ズのようなアコギ一本＆魂の歌声だけが武器みたいな渋いノリのLIVEを期待して行ったらステージ上にはいきものがかりやあいみょんが出てきて意外とポップでドリーミーな「コンサート」を実施してしまってそれはそれで悪くないんだけど的な拍子抜け感にとても近いと思ったり。
個人的にジブリにはそれほど造詣や思い入れが深くない事前提にいうがギミック豊富なファンタジーモードのジブリとして楽しめるものとなっていると思う。
ただ日を置いて考えてみれば、様々な感想の中で、「これはメッセージ性を求める類の作品ではないのかもしれない」という意見もあったりでそう考えると、個人的にリンクしたのがしりあがり寿氏の傑作漫画『弥次喜多 in DEEP』とのシンクロニシティである。
あの朝方に見る不思議な夢の中のような取り止めもない不条理かつ非現実的世界観が本作にとてもリンクしてる気がする。
という訳で割とネガ目な感想抱いたけどもう一回完全に「弥次喜多視点」で観ても良いかもしれない、パンフレットもまだリリースしてない事だし。
あと今後グッズ展開をド派手にやりそう、某癒しキャラは特にね。
