AKANE

君たちはどう生きるかのAKANEのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.9
【ネタバレ回避レビュー】宮崎駿監督10年振りの新作映画で間違いなく「宮崎駿の集大成」映画館でみる価値そのものしかなかったです。"情報が溢れすぎている時代だからこそ、情報がないことがエンターテイメントになる"と鈴木敏夫Pが語ったとおり、公開日までストーリーも出演者も明かされず映画の公式サイト、テレビCMも流さないという徹底ぶり。私自身、映画館で映画を観るまえにどんなものかも分からず飛び込むということはしなくなりました。評判や、評価、あらすじをみてから観ようとしてしまう。でもジブリのアニメーション作品はいつもそうじゃなかった。当時は幼かったということももちろんあると思うけど、少なからずいつ観るきっかけを得たかなんて分からないうちにみて、鑑賞したあと色濃く記憶の中に残る。それを子供心を忘れていない大人である宮崎駿が今現代でもしたかったのかなと。皆が帰りたい場所を、機会を、記憶を、今回作ってくれたように感じました。変な鳥のポスター以外になにも情報がなかっただけあって、箱を開けたら何かややこしい難解なものがでてきてしまうのではないかと上映前みんな緊張で構えていたようにおもいます。が、観ているうちに自然と笑みが綻び、客席からはクスクスと笑いが起こり、帰りはよくわからない温かい空気感に包まれていて。そもそも家族と宮崎駿作品を映画館で観れるということに変な懐かしさで胸がいっぱいになりました。書きたいこと、言いたいことは山ほどあるけど今回ばかりは自分でみて、感じてほしい。13個の積み木…それに1つ2つのレベルじゃない宮崎駿の込めた想いが伝わるはずです。ただ、ただもっと観ていたかった…ので、マイナス0.1!みんな終わってほしくないと思うはず!!!!泣

最後に
駿とジブリっていう公式側がいっぱいいっぱい準備して事前情報無しでみてほしい一心で公開に臨んだのにアホみたいにネタバレツイートするバカどもへ アホぼけ酸素が勿体無いから息するな あかねより
AKANE

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