このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿の遺書。それも手書きでかなり乱れた遺書。
自分の意志(石)を継ぐアニメーター・クリエイターが欲しかったんだけど、
でも見つからなかったんだろうな。
自分の世界観が自分で終わってしまうのが悲しいんだろうな。
でも、自分の意志を継がない次世代の人たちを自分なりに応援したい気持ちがあって、作った作品なんだろうな。
要素がてんこ盛りなのも、きっと最後に自分の中にある世界観を全部映画の中で放ちたかったのかな。自分の頭の中で自分と一緒に死んでしまうのが嫌で。
宮崎駿の終わり、スタジオジブリの一つの時代の終わりを豪華なアニメーションで見せられた映画だった。