あらすじも無い、予告もない、パンフも無い(後日発売するらしい)の無い無いづくし。こんな新作の上映、私は初めて経験しました。観終わった後パンフを買おうとしたところ、販売していないとの案内を見て『そういうことか！』と自分の馬鹿さ加減を思い知りました。デジタル社会を生きる私達は、知りたいこと、分からないことはググればすぐ答えを得ることが当たり前。自分で答えを導き出すこと、考えることを疎かにしているのです。ここまで監督が情報を出さないのは、私達に深く考えて欲しい、というメッセージなのかなと思いました。合っていようがいまいが、自分の中から答えを出せということだと解釈しました。自分の思考の浅さを痛感するとともに色々とショックで…。なんてことだろう、と自分を責めたくなり涙目になりました。自分なりの答えを出して、もう一度観に行こうと思います。
★追記
2回目鑑賞しました。パンフも買うことができました。最初に観た時にスコア5にしましたが少し落として4にしました。あえて謎解きしたくなる作りなだけかな？と思えてきたので…。自由に解釈できる作品なんだと思います。それと最後の曲は久石譲で締めてくれたほうが良かったかな。大して好きな感じの曲じゃないんですよ。映画冒頭は2回目でも素晴らしいな、と思いました。私にとってですが自分なりの答えを出す、考えることの大事さを気づかせてもらった良作かなと思いました。
