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君たちはどう生きるかのカのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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映画を見終えて、映画全体と題名も含めて、私は「君たちはどう生きるか」は「君たち(私達)はジブリのような世界で不可思議な体験が出来ないが、現実と向き合いどう乗り越えどう生きるか」みたいなメッセージとして捉えました。

マヒト君は幼いながらに抱えてる辛さ、不安、それらからの生き辛さを塔での不可思議な体験(完全ジブリの世界)を経て、はじめて現実と向き合い生きていく覚悟が出来て、明るい未来が開けたように見えました。


現代を生きる私たち、特に近未来化が進む現代は若者、大人が確実に生き辛さを年々増して感じやすい時代となってることも確か。
そんな中で私達は毎日変わらない日々を過ごさなきゃいけないし、憚る高い壁も乗り越えて生きていかなきゃいけない。

ジブリ作品を見たことがある人は一度は思ったことがあると思う「こんな世界に行ってみたい」これは悲しい事に叶わなくて、マヒト君のように実際に体験することは出来ない。
私達は常に現実と向き合って辛さをも経験として糧にして生きていかなきゃいけない。

ただこうしてジブリの世界のように出来事を想像したりすることは出来る訳で、辛いことがあっても、困難に襲われても、こうして変な、摩訶不思議な世界に変換して考えてみちゃえば?みたいな、でもそんな想像力は持ち合わせてなくて幼い頃に持ち合わせていたような夢なんかない乏しい日々を送ってる人間も増えてきてるからこその、ジブリ詰め合わせみたいなカオスなこういう作品なのかなとも思いました。

もちろんもっと細かい部分でメッセージ性はあるのかもしれないけど、大まかに捉えてみて、こんな解釈をしてみました。
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