その難しさを許容できるか
【◯】
事前情報が無い分映画への没入を強制されます。キャラクターの名前・相関・ストーリーを追いかけるのに必死にならなくてはいけません。
tiktokやyoutubeなど、「刺激的なのにサクッと見れる」コンテンツによって散漫になっている集中力をフルスロットルにしなくてはなりません。
前半はジブリらしい、写術的で、暖かくて、でもアニメらしく誇張している描画を楽しみ、後半では作者からのメッセージを伝える構成になっております。
【×】
抽象的なシーンが多く、意図を汲み取る必要があります。
それ故、解釈が多様に生まれこの映画の賛否が別れているのだと思います。
人によっては「なんかよくわからなかった」で終わってしまう映画になります。
そこで諦めずに熟考して解釈を深めて、それでも足りなかったらマインドマップを書いて整理するぐらいの気迫が無いと楽しみきれない映画です。
差し詰め「スルメ映画」です。
【雑感】
際どいCMでお茶の間を葬式にする某ゲーム会社がスタッフロールに出てきて驚きました。
