ままよよ

君たちはどう生きるかのままよよのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

もともと観るつもりなくて、どうせ観ないからと知人の感想読んでふーんて思ってたけど、急きょ義両親に息子預かってもらえることになって夫と観てきた。先だって読んだ感想たちもあんまりネタバレしてる人いなかったので、普通に真っさらのまま楽しめたよ。
難解だと聞くし、タイトルもメインビジュアルもあんまし興味そそられない感じだったけど、いざ始まってみたらばジブリ!!!なアニメーションで、それだけでなんか懐かしいような安心感あったな。

描かれる全ての事象が何か壮大な物事のメタファーなんだろうな…と思わせる感じだったけど、そこらへんについてはあまり言及せずに、個人的かつ表面的な感想を置いておきます。むつかしいことは他の人のレビュー読みます。
元祖『君たちはどう生きるか』読んでみたくなったよ。

戦時中の話?あー今回も写実的な感じかぁ。と思ったのも束の間、めちゃくちゃファンタジーでしたわ。
アオサギかっこいいな!と思ったのも束の間、めちゃくちゃブサ系オッサンでしたわ。
にしてもアオサギのモチベーションがいちばん分からなかったな。あんた何なの。

マヒトくんは良いしょた。礼儀正しい寡黙しょた、良いよ良いよ。見た目とうらぶの厚くんみたい。濃いめ眉毛大好物。そんでタンクトップの脇が良い。
初対面でお腹触らせて「弟か妹になるのよ」て言うの、ナツコなかなかの鬼やなと思ったけどどうなの。マヒトくん良い子だからよかったけど。思春期の子どもにそのカミングアウトはもっと慎重にしてくれ〜〜〜!てハラハラした。

ワラワラはなんか挙動が息子を感じてほっこりしました。うちの子も掃除機かけてたら一緒に持とうとしてくるし、お手伝いしたいのか邪魔したいのか分かんない感じ。
コダマが可愛くなったやつだよね。

塔がマーニーのサイロみたい、塔までの道のりはもののけ姫の池みたい、ヒュンヒュン流れる星はハウルみたい、海にいた黒い人たちは沼の底行きの車窓みたい、塔の外壁つたって侵入は湯婆婆の部屋行くときみたい、アオサギの羽搏きはハエドリみたい、
と今までのジブリ作品を彷彿とさせるシーン盛りだくさんでしたね。千と千尋多いな。いちばん観てるからな。

ほぼ全シーン背景描き込みが細かくて細かくて、途方もない気持ちになりました。やーばいよあれは。
新海〜とかもすごいと思うけど、やっぱ好きなのはジブリの美術だなぁ。極彩色のじゅうたんとか大好き。和洋中ごちゃ混ぜな感じ大好き。

キリコさんが最初男性に見えて、でも声は女性だし、必死でおっぱい探してごめんなさい。
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