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君たちはどう生きるかのNowLoadingのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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 本日の一本。初めて採点をしない作品に出合った気がする。評価するにもおこがましいとも言えるし評価に値しないとも言える。

 紙ペラ1枚で公開まで漕ぎ着けた以上何を言ってもネタバレにしかならんというレビュアーにとってすれば恐怖の一作である。

 一つだけ言えることは、まだナウシカ以降の宮崎駿作品を観ていない作品があれば必ず見きってから観にいくこと。多分8月いっぱいはなんとかなりそうだし、焦ることはない。

 本作はもしかしたら最後の宮崎駿監督作品になりえるかもしれないからの謂わば「遺言状」といってもいい位に言いたいことやりたいことがつまっている。「シン・ゴジラ」の牧悟郎博士よろしく「私は好きにした。君等も好きにしろ。」と言わんばかりだ。というか後ろの文言を「君たちはどう生きるか」に変えただけである。

 最後になったが本作の制作協力の欄にスタジオカラー(庵野秀明)スタジオ地図(細田守)コミックス・ウェーブ・フィルム(新海誠)とポスト宮崎駿が集結している。今すぐ観る必要が全くないが、スタジオジブリと共に歩んだ日本人ならばいつかは観ないといけない作品になるかもしれない。(本作はよく「2001年宇宙の旅」に例えられるが、僕にとっては寧ろキューブリック節MAXの「アイズ・ワイド・シャット」に見える)
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