おれさま

君たちはどう生きるかのおれさまのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.2
君たちはどう生きるか。

10年の止まった時が動き出した、ジブリ新作。
全てが謎に包まれたまま、このSNSが普及した世の中でこうもゲリラ的興行を行えるのはジブリだからできる術。レビューをあげていないだけで、ジブリ、大好きです。

世間から集大成と言われる所以が垣間見える演出と巨匠全開の世界観。13の石を積み上げてきた宮﨑駿監督なりの問い。アニメーション界への期待,希望と天才が行き着いた問い。

率直な意見としては、難しいのは確か。
理解ではなくても良い、心が躍れば。

表題、"君たちはどう生きるか"
こちらへ問いかけているようでもあり、監督自身、そしてジブリへと向けられている、そんな気持ちにもなる作品でした。

多く語られていない分、自身の目で、皆さんそれぞれの感じ方で楽しんでもらえることが一番なのかもしれませんね。
悩みました、このレビューすらも憚られます。

公開当初、映画館に着いた際の違和感。
『君たちはどう生きるか』のポップアップすら見当たらない。近年の過大広告やグッズ、特典など集客数を増やす手法が霞むほど。ちなみにパンフレットは後日発売されるようです。

82歳、最後の作品かもしれない。
今作のエンドロールにて、宮﨑駿の﨑表記。新たな自身に立ち返っていたのかな。今作で終わりだとしても、これからの宮﨑駿監督が楽しみになった。

米津玄師の『地球儀』に乗せて流れるエンドロール。声優、原画チーム、数々のサプライズ。
米津玄師もこれが100曲目という節目。

ジブリはこれからも、私たちのそばに。

さあて、皆さんのレビュー読み漁ろ。
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