このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
これぞ宮崎駿の世界、って感じのタッチだった。
本当はもっともっと描きたいけど頑張って頑張って2時間にギュッとまとめたのだと思う。
作画の迫力と物語の緩急も激しいのでもうグイグイ引き込まれながらあっという間だった
他の方の感想では難しいとあるが、
私にとっては比較的明解な話しだったと思う。
この感想のブレも登場人物が場面の説明をしないジブリ作品の良さだと思う。
わかった気になってるだけかもしれない。
真実、嘘、善、悪、希望、現実ect…
これらは割り切れるものではなくて少しずつ混ざっていて、人によって違う、その中で君たちはどう生きるか、とも受け取れるのかな。
全体的に良かったなかで、グッときたポイント
・描写が特にハウル+アリエッティを思わせるものだった。過去の作品を感じられて嬉しい
・登場人物の心移りやポリシーがわかりやすい。表向きや義務感から来る心から垣間見える本心まで、突然で丁寧。毎度ハッとさせられる
・何人か1人の人物が若い時と年老いた後で登場し、経た年月が想像出来る。考えた上でもう一度最初から見たい
・何個か謎も残る。なぜキリコと気づいた？「我ヲ學ベバ死ス」ってどういう事…もう一度見たい
宮崎先生には1つでも多くの作品を作って頂きたいなと改めて思った。
（ご本人が望んでいるかは別として笑）
