2023/08/16
お盆の〆はジブリで。
いやはや難解な…ジブリ作品で考察必要って今までなかったような…。
まぁ考察はまだ読んでないのでとりあえず自分なりに。
序盤は『風立ちぬ』のようなリアルな世界観の中で物語が進んでいくのかと思いきや、なかなかに気持ち悪い青鷺の登場からあれ?となってくる。
そこからはもう別世界。
まさかの並行世界、というより時間軸入り混ざった世界か。
ストーリーの最後の方で漸くハッとさせられた。
そこから一気にハマっていく。面白い。
火巫様が神隠しから戻ってきたのと物語のラストの脱出劇はイコールなんだろうなとか、キリコさんも昔火巫様が神隠しにあった時に探しに行ったら別世界に行ってしまったんだろうなとか色々想像できそうなことが沢山ある。楽しい。
世界を創り変えることを選ばずに、母が亡くなった事実に目を背けず今を生きる。
タイトルは私達への投げかけであり、結局は今を生きるしかないんだなと。今を受け入れて生きる。それが美しい。
過去のジブリ作品のオマージュのように思えるものも沢山あった。
トトロのトンネル、ハウルの城のあった風景、千と千尋の坊のような青鷺の飛び方などなど。
どれも合っているか分からない。
けど色々な考察が人によって生み出される。
大人になってからの公開でよかった。
子供の頃に観ていたらきっと面白くなかっただろうな。喜ばしい。
