君たちはどう生きるかのTOUKOのネタバレレビュー・内容・結末

ポスターだけのイメージで、「鳥の世界の話なのかな」と思ってましたが、普通に人間が主人公でした。
(鳥はいっぱいでてきたけど)

内容としては、ちょっと駆け足感が強かったように思いました。
そこに至るまでの過程をすっ飛ばしたような展開が何度かあり、「尺足りないのかなぁ」と思ってしまいました。
ラストシーンが非常にあっさりしていたところも惜しいなと思ってしまいました。
なまじ米津玄師さんの「地球儀」が趣深い、素晴らしい楽曲なだけに、ラストシーンのあっさり感が強く印象に残りました。
(ラストシーンも余韻たっぷりだったら、エンドロールあたりで泣いてたかもしれませんし、そうなりたかった自分がいます)

とはいえやっぱりジブリ映画ですから、映像はとても綺麗ですし、音楽やSEも素晴らしかったです。
それだけでも、この映画を観て良かったと思えました。
個人的に好きだったのは、古い建物を歩いているときの、木が軋む音です。
とても心地よくて、その建物の匂いまで思い起こされるような感覚でした。


宮崎駿監督の新作映画があと何回観れるのか、もう観れないのか、分かりませんが、もし次の構想があるのであれば、楽しみに待ちたいと思います。