駿先生の頭と心の中をとくと拝見した気分。
恐らく自身のあれやこれやの葛藤、
そして宮崎駿らしい愛と情も含めての集大成。
人間は母から生まれそして死ぬ。
そんな当たり前の事の狭間に、
自分という壮大なファンタジーとドラマが
拡がっていることを、全身で感じさせられた。
そしてそれらの想いの連鎖が無数に広がる、
この世界に生かされているような気持ちになった。
終わりがあるようでない世界に生きてるとしたら、
どう生きるのかを問わざるを得ない。
見終わって改めて、
もう、クリエイテビティが自身と
ピタリと張り付いて剥がれない、
その偉大なるエネルギーに感動した。
なんかピカソとか観た時もそんな気持ちになる。
ある種の芸術魂のようなかたまりに触れた時間だった。