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君たちはどう生きるかのmagのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開初日あたりは大変な人だったようで、夏休みも明けてからと決めてたら、土曜日と言えど人も少なくゆっくり観れた。

難解と言われてるようだけど、始まってすぐに映画の中に引き込まれた。
1番初めの映像が火事って、インパクトが強くて、そういえば是枝監督の「怪物」も同じだったな。
いろいろな構図で話が進むものだから、あっという間に序盤は過ぎた。
現実の世界だ。

じわりじわりと魔物が近づいて、気がついたら今度は違う世界へ引き込まれる。
中盤あたりから難解なんだろうけど、宮崎駿がどんなことを思いながら作ったのか、推理しながら観るのも面白かった。

大叔父さまが出てくるあたりから、少し宗教的に感じたのだが、「本に夢中になりすぎておかしくなった」というぼんやりとした昭和的な理由が想像をかき立てたのかもしれない。

最後に、違う世界が大変なことになって、現実の世界に戻るのだけど、そう、戻ってからが「君たちはどう生きるか」なんだろう。
まだまだ遅くないって受け止めていいのかなと思う。
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