このレビューはネタバレを含みます
なるべくネタバレを聞かないようにして、やっと観てきた。
冒頭から、これはどこに向かっていくのか?どんな結末になるのか?が想像つかない感じが楽しめました。
宮﨑さんやっぱり、この世のものでない、奇妙でちょっとめちゃくちゃなものを描くのが好きなんだなあ。
全人類に向けて伝えたいことを、いち少年の成長譚を使って描いたのかな?と
シンプルに受け止めたけど、どうなんだろか。
これまでの作品よりもストーリーに???の部分が多いから、あれこれ考えさせるという意味でわたしは面白かった。
カオスな感じが「エブエブ」を思い出しました。
なんとなく、画力・絵の迫力が今までの作品より弱いなあと感じたのは、
美術監督の力量なのか、デジタルの割合が増えた(増やした)からなのか、予算の都合なのか、
はたまたわたしが歳を取ったからなのかが分からない。
《ネタバレ》
いち母親としては、
終盤でみんなそれぞれの扉を開くとき、
「それじゃあ火事で死んでしまう!」
「火は怖くないわ、素敵じゃない」
のシーンではどうしたって涙が。