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君たちはどう生きるかのDuduのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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宮崎駿の新作はあまり緊張せず見られた。三列目から見上げるように見た、そこはつまむ音もキャップを開ける音も聞こえない!

太平洋戦争末期1944年 背景が遠いから前半は入り込むより鑑賞してる感覚のほうが強い
どう進むかを予想しながら見るのも好きだけど、この作品は空間も時空間もどこへ行くのかわからない、新たなものが次々と出てくるから飽きなくてよかった

以下 稲垣貴俊
本作『君たちはどう生きるか』もまた宮﨑が既存の物語を語り直したものだ。下敷きになった「アイルランド人が書いた児童文学」とは、ジョン・コナリー(John Connolly, 1968-)が2006年に発表した『失われたものたちの本』。宮﨑は邦訳版の帯に推薦文を寄せている。
そのなかで児童文学を「やり直しがきく話」だと定義づけている。宮﨑は、「何かうまくないことが起こっても、それを超えてもう一度やり直しがきくんだよ」「生きていてよかったんだ」と説くのが児童文学なのだと記しているのだ。すなわち宮﨑は、吉野が戦前に執筆した『君たちはどう生きるか』を、決して先行きの明るくない時代に、それでも次の世代に語りかける小説として捉えたのである。第二次世界大戦を背景とした『失われたものたちの本』にも、きっと近いものを感じたのだろう。

いろんな人に感じ方感想を見た上で、図書館で本を手に取って見てからまたみたい
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