Koshi

君たちはどう生きるかのKoshiのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品になりました。1度じゃ消化しきれない、わからない点もまだまだあります。

『漫画 君たちはどう生きるか』を読んだことのある僕は漫画の細部を描いた作品になるかと思っていましたが、予想を大いに裏切られました。

僕がこの作品から受け取ったメッセージは
「おまえたちは忘れてるかもしれないけど、みなこの世界を構成する1つの小さな積み木を持ってるんだよ。
王とか後継者とか偉い人が1人だけで積み木で世界をつくろうったって、そうはいかない。
ただ純粋なだけではない、悪意も優しさも兼ね合わす個々人の生き方が、1つの積み木となりこの世界をつくるんだよ」
です。

『ワラワラ』がいる世界線に存在した、薄い影のような人々に関して、一緒に観た妻の話ですが、天国にいる人は【殺生ができない】んだそうです。だからお供えしてもらったものを食べています。
なんであの薄い影のような人々が出てきたんだろうと思いましたが、それは
「1度死んだら輪廻転生なんてしないよ。あの世で暮らし続けるんだよ。今あなたの人生はこれでラストチャンス。来世を願うな。現世を生きろ。」だと思いました。

ちなみにですが、個人的に感じたこの映画でのキーアイテムは「火」「石」「鳥」でしたが、ここから僕は【天岩戸神話】や【加具土命】を連想しました。

難しい解釈の話は置いといて、
個人的に1番泣けたのは『ワラワラ』が空へ舞い上がるところです。めちゃくちゃかわいいし、赤ちゃんの手足が見えた。。。
Koshi

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