2023年末NHK「プロフェッショナル宮崎駿スペシャル」を観てからの劇場鑑賞。
個人的には、この番組を観て「この映画は全編において宮崎駿の個人的な経験をメタファーにした映画」と理解した上で観れてよかったと思っている。
宮崎駿がパクさんこと高畑勲をどれだけ敬愛しているか、高畑勲の死とどう向き合うかが大叔父を通して描かれるが、それは物語の一部でしか無い(物語を支配する重要な一部だが)。青サギは鈴木敏夫プロデューサーであり、紆余曲折を経て盟友になった様が描かれる。
鑑賞後にこちらの記事を読んでほしい。
https://toyokeizai.net/articles/-/695056?page=3
よくここまで洞察できている(そしてほぼ全てが正解だと思う)と感心する。
何も予備知識なく観るべき映画が多い中、これについては(宮崎駿にどっぷり浸かっている人でなければ)上記の予備知識は作品の理解と大きな助けになってくれた。
「俺はこう生きてきた。君たちはどう生きる?」というメッセージと受け取った。