このレビューはネタバレを含みます
君たちはどう生きるか
事前情報はこのポスターだけ。宮﨑駿監督のジブリ作品ってことしかわからない…。
リアル寄りなのかファンタジー寄りなのかがまずは大事で、最初は太平洋戦争の世界線だからリアル寄りなのかな？と思った。しかし大部分はファンタジー。生の世界と死の世界をジブリの感覚で描いていた。
前評判が無い分、批評の交換は活発で、世間的には「よくわからなかった」「ジブリっぽくない」という声が多いように思う。ジブリ作品を全部見たわけではない自分は「ジブリっぽい」がわからないけれど、映画それ自体がファンタジーを通して間接的に伝えたいことを伝えようとしている部分は、どちらかというと好きだった。
妻と話したのは大おじ様が積んでいた積み木の意味について。ここは太平洋戦争中という時間軸が絡んで、積み木を崩したことが原爆だったり終戦だったりを意味しているのではないかと思ったがそうとも言い切れないのかも…
作画の美しさは言わずもがな、死のグロさも相変わらずセンセーショナルに描くなあ。ジブリ、宮﨑駿、不滅です。
2023★★★★
