アタイデ総裁

君たちはどう生きるかのアタイデ総裁のレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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めっちゃ面白かった。
映像的には、あーこれはあそこに似てる!となるところと、CGとかの新しめの表現が見れて良かった。
もうちょい説明してーと思うところはあったが、
宮崎駿の脳内見てる感じで、これが彼の境地かと、混沌としてこそ、面白かった。
要するに鏡の向こう側の世界ってことでいいのかね。
最初主人公が生きる力を得る的な話かと思ったけど、最後家族になるって感じだよね。うまいねー。
大叔父の目的?と後妻が塔に入った理由がわからない、
時空を司る的な石との契約の話なのかな。
カルシファーの可愛くない版。
後妻も後妻なりに悩んで塔の声聞いてた的な?それで悩み導かれ…彼女には彼女の物語がありそう。
でも産むための部屋はわからん、あそこで産んでたら、塔の世界に完全所属アーティストになってたとか?
じゃああの塔(石)の目的はなに?死の世界からの惑わし?

戦争3年目で母死んで、4年目で疎開…ってとこ、たった一年で後妻作って、腹に子供もいるってどゆことやねんと思ったけど、「息子がインコになったー」ゆうて騒いでる父親みたらなんか納得したわ笑
キムタクが最初ハウルすぎたけど、最後はちゃんと、ちょいアホ神経ずぶと父だった。

声優、キムタク以外は全然わからんかったな

大叔父は平和な世界を作ろうとしてたのかな、
そいつによって連れ込まれたペリカンとインコたちが最後ちゃんと助かって嬉しかった、ありがとうハヤオ。ペリカンなんでも食うもんね。インコ大王、かわゆい。
あのインコ大王が塔の崩壊の実際の引き金だしな。ありがとう大王。カッコよかったよ。
ばあちゃんたちずっと優しいなー。あの人形たち、愛おし過ぎて大感謝だわ。

最初、死んだお母さん思って泣いたりするところ、辛かったね。
でも、会えて本当に良かったな。
若い頃のお母さんに死の世界/精神世界で会えて嬉しかっただろうな
お母さんと若きキリコ氏はあのドアから出て記憶なくして、それから生きるってことねー。
あの終わり方、主人公だけは覚えてる。命の絆。母との絆。それが彼の糧になるんだなと思えた。

生死という壮大なテーマ、制作者全員の血と汗と涙とジブリの歴史が伝わる。
エンドロールに名前を連ねることができた人、本当に羨ましく感じた。


Wikipedia読んで知ったけど、スタジオジブリって日テレホールディングスの子会社なんだ。。
その上での単独出資って、マジかっこいい

青サギの写真ネットで見たら本当に青くて、アニメの描写のまんまで感動した。

あと、そう、夏子やっぱ好き.
ばあやたち引き連れて弓矢で助けに来るところ、あのシーンがジブリの女のたくましさってかんじってかっけー
最初自分の腹触らす表現は生命の生々しさが描かれていて恐ろしかった。ハヤオGJ

ヒミのおかげで、ワラワラたちは生まれることができるとか、
それが母親の象徴で、とか色々メタファーがあって面白かった。

サギは子供を運ぶ関連
インコはコピペのその時代のナショナリズムのメタファーとかの考察もおもろ

あのチョコレートも意味あるねんなぁ、宮崎駿の渾身だなぁ
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