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ダウンサイド・アップのLのネタバレレビュー・内容・結末

ダウンサイド・アップ(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

明瞭に発せられた言葉はほとんどないんじゃないかな?字幕を読んで把握したけど、多分英語ネイティブでも聞き取れないような不明瞭な音だと思う。登場人物の会話もほぼないから、映像だけで伝わるようにしていると思われる。

ダウン症の人ばかりの中に生まれた所謂現代社会で言う“普通”の人。でも周りと自分だけ違って、靴の紐を結べたり背が高かったりスリムだったりすることは、あの世界においては異端で居心地が悪かったんだろう。自分の居場所がないように感じて生きてきた中で、似たような人と出会えたことで、世界をより良くする方向に自分の特異性を活かせるようになったことが救いだった。
周りの人はみんな悪い人ではなさそうで、意地悪だったわけでもないけど、それが側から見れば秀でているように見える特性でも、周りと違うということは生きづらさに繋がるんだなと思ったし、“染色体が欠落しているから可哀想”と言う視点は、斬新だったけれど確かにスタンダードが変わればそう言われるのも不思議ではないことだと思った。

あんまりまとめられなかったけど、いつか見直して修正するかも。
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