たくみ

マダム・ウェブのたくみのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.5
【ダコタ・ジョンソンがお箸使って食事してるのに驚いた映画】
アメリカで酷評との事で不安MAXで観ました。
酷評されるほど酷くなかったですよ。
ただ、ミステリーと謳ってますがそれは全然違いましたね。
ヒーロー誕生譚としてはこのくらいのボリュームで良いと感じました。
正直ネタバレとかない気もしますが、以下ネタバレ全開ですのでお気を付けください。

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否定的な意見が出てしまう原因はやっぱりヴィランかと思います。
ヴィランの能力の範囲があやふやで、キャシーの存在や、ラストの火薬庫でのバトルでの結末は予知できない事にモヤモヤしました。
あとヴィランの知能が結構低いんですよね。
火薬庫シーンではアホみたいに追いかけて、もはや当たりに行ってるやろってくらい花火に襲われてました。

アクションを求めていた人は物足りないのかもしれません。
本当に最後だけ、そのラストも直接的に闘う感じではないので派手さはなかったです。
上手く逃げ切ってめでたしめでたしとなる映画です。

脚本の粗はもう目をつむりましょう。
殺されるかもしれない子供たちを3時間森に放置。指名手配犯が即ペルーに出国。
赤ちゃんを身籠っている妊婦さんがいる場所に救急車で突っ込み、誰ひとりかすり傷なし。
盗んだタクシーで走り出す。行き先もわからぬまま。
結構ぶっとんだ脚本でした。
気になる人は気になるだろうなとは思います。

悪いポイント先に結構書きましたけど、やはりそこまで酷評する作品ではない気がします。
キャシーが自分の能力やルーツを知ることで、その能力を使って何かを守りたいと感情が変化する様は良かった気がします。
エゼキエルが追う時の緊迫感や、殺戮シーンの怖さも最近のMCUでは出来ていないアプローチがされていたと思います。
みんなアメコミ見過ぎて目が肥えてきてるんだと思います。
X-MENもハルクとかもこれくらい粗っぽかった気がします。
描き方が粗いだけで描く内容は良かったと思います。

アメコミ好きなら見ても全然楽しめると思います。
今後どこかとクロスオーバーするかもしれないというワクワク感もありますしね。
僕はダコタ・ジョンソンを堪能できたのでそれだけで満足でした。


【その他メモ・独り言】
・やさぐれダコタ最高です。
・この規模のアクションならドラマで良かったかも。
 ドラマの方が3人のスパイダーウーマンのバックボーンも深掘りできそうと感じた。
 3人まだ能力覚醒してないからこれからか?
・最後生まれた子供ピーターパーカーか?
・今後クロスオーバーするならダコタ様の顔サングラスで拝めないって事ですか?嫌なんですけど。
たくみ

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