このレビューはネタバレを含みます
『マーベル映画初の本格的なサスペンスでミステリーな内容の作品である。』
誰だよこれ言い出したの…
本格的なサスペンスやミステリーに謝れよ…
謎もほぼない、どんでん返しもない。
また、既存のマーベル作品ってツッコミどころが伏線とかだったりして侮れないんだけど、
・顔も名前も割れてるのにペルーに普通に行って帰ってこれる
・いくら産気づいても全員で病院に行くか馬鹿
・監視カメラと警察無線を抑えて人員が一人にしか見えない。無理がありすぎる
・序盤が主人公と少女三人全員コミュ障なので見てて辛い
・ベンおじさん、物分り良すぎる
・親戚一同洗ってるはずなのにベンおじさんに辿り着けない無能。他の作品ならベンおじさんやその義妹はとっくに人質で少女三人と交換とか言われてる。
・その割に数ありそうな通報の中からダイナーを見つけてしまう(一人で)
・警察無線でなりすましするならパトカーの1台を粉砕しとかないとバレるやろ。
・あの裏切り者がどういう成功をしてどういう立ち位置なのか端折るから、最後まで良くわからないおじさんである
・あの秘書みたいな人の顛末とか正体みたいなのを匂わせないのは勿体無い
・お母さんも医療の専門家なのかわからないのでただの無謀な妊婦に見える。傘って別に伏線ではないのね?
・糸が出せないスパイディはこうなる、みたいな描写は嫌いじゃない。
・AEDアタック好き
・失明がなんか慌てて辻褄合わせた感がある
・クライマックスで落ちてくる看板、いくらなんでもチラチラ見すぎ。そして気づかない蜘蛛
・『今まで男ばかりの映画が多かったからこのぐらい女子で固めてもええやろ』も流石にくどいぞマーベルさん(マーベルズとはユニバースもスタジオも違うとはいえ。)
総キャストも少なめだし、予算なかったのかと思えるぐらい全体が雑。
他のマーベル作品と比べても顕著なので。
あ、花火工場の『私、ループ5周目だから』みたいな破片のノールックでガードするのは良かったです。
あと、なんだかんだ『私達は家族』『他に要るものなんてない』みたいな収束も良かったです。
サスペンスでもミステリーでもありません。
楽しいアクション映画でした。
もしくは強い殺人鬼を最後は女子たちがやっつけるホラー映画。