Kenzo

マダム・ウェブのKenzoのネタバレレビュー・内容・結末

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

IMAXレーザー版で。
ソニーのマーベル・ユニバース、SSUの4作目。
ユニバースのタイムライン上で、もっとも古い2003年が舞台。主人公キャシーもヴィランであるエゼキエルも能力の由来は蜘蛛なのだが、蜘蛛といえば…のスパイダーマンは一切登場しない(厳密に言えば違うが)。
キャシーの能力は、予知能力とでも言える力で、最初は、自分の能力に戸惑うばかり。エゼキエルが狙う3人の少女を守る為に徐々に、その力をコントロールしていく。その徐々に、がホントに秀逸。クライマックスのバトルシーンで力や技に頼らず、予知能力だけでエゼキエルを倒すのは爽快。
エゼキエルは、その黒いスーツ姿がスパイダーマンを連想させるし、エゼキエルが予知した3人の少女の姿も、そうなのだが、本作でキャシー達4人がスーツを纏うことは無かった。
「マダム・ウェブ」というヒーローネームも含めて、未来の姿なのだ。
キャシーの相棒の名前は、ベン。劇中では語られなかったが、クレジットではベン・パーカー。そう生まれてきたベンの甥っ子は、ピーター・パーカーだ。つまりSSUの世界にスパイダーマンが登場したことになる。先行する『ヴェノム』や『モービウス』でのスパイダーマンは、MCUでのそれだった。20数年後に成長したピーター=スパイダーマンが、ヴェノムやモービウスの前に現れるかもしれない。今後のSSUに期待。
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