Byleth

マダム・ウェブのBylethのネタバレレビュー・内容・結末

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

『スパイダーマン』『ヴェノム』『モービウス』のソニー・ピクチャーズ制作によるマーベル映画ユニバースことソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの4作目であり、『ヴェノム』シリーズや『モービウス』よりも10年以上前の2003年が舞台となるマーベル映画初の本格ミステリー・サスペンス作品
脚本家が『モービウス』と同一人物である事や先に公開された海外での酷評祭りを受けて期待値は大幅に下げて鑑賞してみたが、普通のスパイダーマンの前日譚となっているだけの凡作であった。
主人公であるマダム・ウェブは予知能力を持つ代わりに視力が無く車椅子生活を送っているという設定だが、どうやら今作はマダム・ウェブのオリジンを描きつつスパイダーマンのすべての始まりを描く内容であるためか、ラストで原作に沿った姿のマダム・ウェブを観られたのは納得できたが、殺される運命にある3人の少女…スパイダーウーマン達がただのティーンエイジャーという事で性格が良くない点はややマイナスだった。彼女達を狙ってたエゼキエル・シムズは敵だったが、大富豪という原作の設定は生かされていたものの3人を狙った動機が単に殺される未来にあるからという点が納得いかなかった。
後にスパイダーマンになるピーター・パーカーがラストで生まれ、ベン・パーカーが叔父になる展開がある事から、SSU独自のピーター・パーカーが登場したのはまあ予想できていた。次の『クレイヴン・ザ・ハンター』の時系列はまだ分からないが、同作はテスト試写での評判が『モービウス』より高いらしいのである程度期待は持てると思う。
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