このレビューはネタバレを含みます
私はソニー版スパイダーマンシリーズは結構期待しているのだけど、本作はちょっと残念だったなぁという印象。
まず冒頭の銃撃シーンから手ぶれカメラで役者を追いかけてズームするという、古臭いと言わざるを得ない映像に驚いた。
本作、全体的に古臭く新しい発見はまるで無い。
また、主演のダコタ・ジョンソンは例えば事故現場で救命措置をしているシーンなど全く迫力に欠ける。
(というか、大事故の現場で周りに誰もいなくて1人で救命活動しているの、めちゃくちゃ不自然ですよね笑)
切迫感を感じないし、その後も彼女が何を考えているのかわからない。
残念だが、本作においては被写体としての魅力に欠ける印象。
CGもスパイダーマンは過去作からありとあらゆる参照先があるのにも拘らず、ヴィランも含めてケレン味が全くない。
マダム・ウェブがどこまで予知できているのかわかりにくいし、ヴィランがアホ過ぎる気もする。
ただ、3人のスパイダーガールズはちょっと期待がもてそう。(それも数分しか見られないが。。)
総じて、予算が不足している上、ストライキの影響もありやりたいことができなかったのかと邪推してしまうクオリティだと感じた。
でも、続編があるならそれはそれで楽しみです!