ヤマ

マダム・ウェブのヤマのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.0
ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブは、生死を彷徨う大事故をきっかけに未来を予知する能力を得る。ある時、キャシーは偶然出会った3人の少女が謎の男に殺される悪夢のビジョンを見て、少女たちを助けることになる。

「マーベル初の本格ミステリー・サスペンス」の謳い文句に期待すると肩透かしを食らう。本来謎になりそうな部分は冒頭でほとんど明らかに…。肝心の主人公の予知能力も面白くなり得る要素だが、描写が単調でいまひとつ盛り上がりに欠ける。

それぞれに境遇を抱えた少女たちと主人公の関係性の発展やスパイダーマンにまつわるくだりなども含め、ストーリー自体はきっちりとまとまっている印象。ただあっさりしていて面白味って何だろうかと思わせられる。SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のなかの一作品、今後に繋がる作品として捉えれば見どころはあるのかもしれない。
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