予告にあった一番見たかったアクションシーンの数々、まさかの予知夢の映像で本編ではそういうアクションほぼ無し！の部分にかなり落ち込んだが、それを差し引いてもかなり絶妙に「もしかして面白くない....？」みたいなラインをいっている作品だった。
何と言うか作ってる最中に何かあった？と勘ぐってしまうような内容で、こういう作品にしたい！という走り出しの意気込みは感じられるんだけど、走ってる内にあれも出来なくなり、これも出来なくなり、みたいになって結局最後に残ったのがこの内容、みたいなそういう感じ。何でしょう、ガワはめちゃくちゃ良いのに中身がスカスカっぽいのは絶対に予算削減とかあったからだろ...と思ってしまうような仕上がり。
唯一本作で個人的に良いなと思った所と言えば主人公の予想外の破天荒っぷり。救命士だからもっと真面目一徹！みたいな感じのキャラかと思ったらもっとワイルドスピードマインドのキャラだったというか、ダイナーに車で突っ込むわ、タクシー盗むわ、救急車でビルの壁破壊するわ、工場？的な所も花火で破壊するわ、やりたい放題。この過程で多分何人か死んでると思うけどお構いなし。凄い。マジでどうした？と不安になる暴れっぷり。そこはとても良かったと思う。
そこくらいでしょうか、面白かったのは。スパイダーマン関連作品ですがスパイダーマン味はほぼ無いのでそれを楽しみに行くと普通に損したと感じますし、普通に損します。キャストが良いだけに本当に勿体ない...。
