橙鷹

マダム・ウェブの橙鷹のレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
2.3
海外では酷評の嵐だったが、蓋を開けてみればそこまで酷いものでもない、が。

内容について、イントロダクションが少ないため主人公がどんな人間なのか伝わりづらい。子供たちに対してだったり、パーティーでの態度だったり、冷血な部分が際立っていた。ヴィランであるエゼキエルもバックグラウンドが薄いために、相手がティーンの女の子だけあって唯のストーカーにしか見えない。救命活動のシーンについても緊迫感が弱い。細かく見ていくと、粗さが目立つために、批評家からの評価も低くなってしまうのだろう。

一番言いたいのは見出し。本格ミステリーサスペンスって間違ってんじゃないの?
かといって、ヒーロー映画だとオーバーな表現だし。女性の強さも描ききれてないなと感じたし、重量感のないノンジャンル骨粗鬆症ムービー。

と、否定的意見が重なってしまったが、マーベル映画はどうしても『アイアンマン』を基準に評価してしまうため、相対的に低くなってしまう。
マーベル入門編としては、有りな一本じゃないでしょうか。
せっかく版権持ってるなら活かしていかないとね。今後のSSU作品も首を長くして待っております。
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