優煮

マダム・ウェブの優煮のネタバレレビュー・内容・結末

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 良かった。
 個人的にはヴィランの描写が薄味で主人公たちの奮闘を楽しめたので面白かったです。
 内容はある男が、力を得た少女たちに殺されるのを、なんとか阻止(少女たちを殺す)しようとする。それを予知能力のある主人公キャシーがなんとか止めようとする話。
 メタファーは分かりやすくて、そのままで、力を得た少女たちに自分の築いた地位を奪われるという感じ。
 物語のキモとしては、もちろん力を得る少女たちも脅威かもしれないが、潜在していた能力に気づき正しく使えるようになった大人の女性も男にとっては脅威だということ、だと感じた。
 ミステリーを売りにしていた点ではちょっとズレているようにも感じるが、普通に一本の映画として楽しめたので満足。

 「ブラックウィドウ」や「バービー」と同じくフェミニズムを感じる映画なので、苦手な人というか女性嫌悪のある人には向かないだろうな、と感じる映画。
 逆に私はこれらの映画がもっと必要だと感じる人間なのでとてもハマった。

 また、登場する多種多様な少女たちが救われる点も評価できる。

 続編が作られてほしいが、主演のダコタ・ジョンソンが苦言を呈していたので難しいかも。それが残念。
優煮

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