群青

マダム・ウェブの群青のレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.2
2024年劇場鑑賞2作目。
吹替で鑑賞。


原作のキャラクターは予習せず。予告編も意識的には見ず。


ポスターが本格ミステリーと銘打っているが鑑賞前からそこまで盛っていいのか?大丈夫か?と思っていた笑
それは間違ってはなかったんだけど笑
少なくとも昨今のソニーマーベル映画の中ではMCUと合流しているスパイダーマンを除いて面白い方だった、かな?


予知能力を持ってしまった女性が将来殺されてしまう少女たちを守る逃避行の話。


コレ、宣伝はミステリーじゃなくてターミネーター寄りの方が良かったのでは?笑
主人公たちが常に追われる立場にあるというのはまさにターミネーターだと思う。

未来予知に目覚める主人公は、孤独に育ったため親の愛、そしてなぜ妊娠中にもかかわらずアマゾンなんかに飛び込んだのかが分からない。
だから最初、少女たちのことを知っても能力もわけわからんし私は親じゃないしなんでこんなこと…と。

少女たちも少女たちでいきなり知らん人に狙われるわ知らん人に助けられるわで訳がわからない。そりゃそうだ笑
しかし親身になってくれる大人の女性、ということで少しずつ信頼していく。ここは結構丁寧だったと思う。

少女たちを狙うエゼキエルの思惑や能力の強度は少しわかりづらい。まあわからない方が正体不明感があっていいかも。
普通のスパイダーマンと違って糸は出ないのでウェブスイングはできない。なのでピョンピョン飛んだりして迫ってくる。しかし主人公の未来予知によってことごとく失敗させられるのでなんだか可哀想に思えてきた笑 ウェブならもうちょい機動力あるのに笑

主人公の能力の秘密や母の秘密はとてもご都合主義的で、神秘なる存在が神秘なる場所で神秘なる力を用いて教えてくれる笑
神秘なんです笑
しかしその母の真意だけはちょっと涙腺を刺激されました。
やっぱり親と子の話なんですよね。

最後、文字通り母となったマダム・ウェブなんですが予習しなかったせいかその唐突なお姿にビックリしてしまった笑
原作がああなんだろうがちょっとマンガすぎないか笑


評価としてはモービウス以下といわれていたようだけどそんなことないかな。こっちの方がまだ丁寧だったかなと。
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