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マダム・ウェブのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
4.0
アメリカ・ニューヨーク。救命士として懸命に働いていたキャシー・ウェヴ(ダコタ・ジョンソン)は、ある日、生死を彷徨う事故に遭い、それをきっかけに“未来予知”の能力を手にする。
突如覚醒した能力に戸惑うキャシーだったが、未来を予知するだけでなく、自分の意思で未来を変えられる事が分かってくる。
そんなある日、キャシーは偶然出会ったジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィニー)とマティ・フランクリン(セレステ・オコナー)とアーニャ・コラソン(イザベラ・メルゼード)3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男エゼキエル(タハール・ラヒム)に殺害される未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることに……。
ある重要な秘密を持つとされる少女たちは、一体何者なのか。
そして、キャシーと同じく未来が見える黒いマスクとスーツの男エゼキエルは、どこからやって来たのか。
やがて全ては、アマゾンでクモの研究中に殺されたキャシーの母コンスタンスの死の真相やキャシー出生の秘密とともに、壮大な“運命”の糸で結びついてゆく……。
未来を予知する謎の女性マダム・ウェブの活躍を描くマーベル初の本格ミステリー・サスペンス。
コロンビア ピクチャーズがマーベルと共同で製作した、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第4作目である。
勤務中の事故が原因で予知能力が芽生えるキャシーが、謎の男エゼキエルが命を狙う3人の少女を守る中で、エゼキエルとキャシーの母コンスタンスの関係そしてキャシーに秘められた能力の謎を知り、最初のうちはデジャブを上手く予知に結びつけられなかったが次第に予知能力で見たビジョンを敵に対する攻撃に応用したり仲間たちを守るために使えるまでに予知能力を開花させる中で、未来にスパイダーウーマンを導く「マダム・ウェブ」として覚醒するキャシーの成長物語、親を亡くし天涯孤独のキャシーたち4人が次第に強い絆に結ばれるシスターフッド、パワーでハンデのあるキャシーたちとエゼキエルの知能戦の要素のあるサスペンスアクションを上手く組み合わせたマーベルコミック・ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」のメイン演出家のS.J・クラークソンの巧みな演出とダコタ・ジョンソンたち女優陣の演技が組み合わさってユニークなサスペンスアクション風味のアメコミ映画に仕上がっていた。
「これは、確定した未来?それとも変えられる未来」
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