そこまで「シティハンター」を知らないが、冴羽獠には鈴木亮平以外考えられないほどのはまり役であることは一目瞭然。
正直なところ彼の存在感が放つ説得力で成り立っているとも言える作品。
良くも悪くも2000年代初頭を彷彿とさせるシンプルでイサギの良いドラマとヴィジュアルのルック。
マトリックスから影響を受けた北村龍平監督作品のヴィジュアルデザインは久々に見たので少しニヤけてしまったw
ただ、兎にも角にも鈴木亮平が100億点！
彼の肉体美はかっこいいだけでなくしっかりギャグとしても機能しており、あまりにも見事な宴会芸を炸裂させたかと思えば、クライマックスはその存在感で「ありえねー」なアクションに説得力すら与えてしまっている。
そして、ラストのあるガンアクションはあまりにもハードボイルドであり、正直痺れました。
あの銃捌きを華麗にこなす鈴木亮平、恐ろしい。
また、意外と気の利いた部分も多く、
元々なにもないのに「プランBだ」という冴羽獠のくだらないひとくだりを用いて、ある意志の継承とそれを喜ぶ者の関係性を描いたり、「そのアイテム、そうやって登場させるか！」と唸らせられる演出もある！
映像ルックはリッチさに欠ける邦画らしいもので残念ではあったが、ハンサム、男前、男が惚れる漢 鈴木亮平を観れるのでおすすめです
