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シティーハンターのkissenger800のレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
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フィリップ・ラショー版への感想が「香ちゃんへの愛がまだぜんっっっぜん足りねえ」だったアニメリアタイ世代としては、そこさえ充足できればあとはまあなんでも良いので(=今回不満ない)以下は脇道感想なんですけど

- 歌舞伎町が現実より大きく映っちゃう感じ、実物大舞台に荒唐無稽を詰め込むことがこの手の作品における必要条件なので(=MCUスパイディーを見よ)ハリウッド比では学園祭っぽい、と誰かが言わないとダメなんでは。これがおまえの本気か、邦画の限界はここか、って鼻で嗤われ「? 何言われてるのか分かりません」って顔にはなりたくないじゃないですか
- 本作における香ちゃんしかり「キャッツ・アイ」愛ちゃんしかり、もっこり対象外の彼女たちのポジションこそが2024年の価値観でも通用するジェンダーレスなチャームで、1980年代当時から彼女たちを讃えてきた俺に世界が追い付くまで40年かかったとか遅いよ世界、遅い
- それにつけても神谷明という不世出の声優の偉大さと、彼と同時代を過ごせた幸運をあらためて噛みしめました。冴羽獠(と面堂終太郎)は人類の表現としての「声」がカバーし得る領域の尋常でない広さを教えてくれたよね
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