ミシンそば

シティーハンターのミシンそばのレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
3.8
一月以来のネトフリでの鑑賞。
ここのところこのサブスクから映画に対する熱意を感じられないからしばらくU-NEXTばっかり観ていたが、これは良実写化ですね。

まず鈴木亮平の冴羽獠に対する解像度の高さがマジで凄い(すでに言われまくっていることだけど)。
銃の扱いの熟達度や人体を壊すことに精通した格闘技術はもちろんのこと、今のご時世では若干アレな軽薄ドスケベキャラクター像も無理なく混ぜ込み、アニメ版のCVを務めた神谷明の演技へのリスペクトも忘れていない。
完璧な演技じゃなかろうか(彼の次に完璧な実写版冴羽獠が推定フィリップ・ラショーなのはまあまあなバグだ)。

アクションの作り込みも非常に丁寧な印象を受けるもので、前述したような「殺す」と言うより「壊す」ことに特化した日本はもちろんアメリカや韓国なんかでも珍しい方のアクションシーンが多く観られた。
現代の東京にシティハンターを登場させる以上は昔と違うカオスさも取り入れなければならないと言う点でも、特に文句は出てこない(自分の中では)。
これはひょっとしたらひょっとして、続編とかも作られるかもしれんなぁ。