『シティーハンター』
CITY HUNTER
(2024)
Netflix
製作:ホリプロ。製作協力にオフィス・シロウズ(ATG創設者佐々木史朗さんが創設した映画製作プロ)の名前もある。監督はフジテレビ系の共同テレビの佐藤祐市(『キサラギ』『ストロベリー・ナイト』)
鈴木亮平さんのなりきりぶりが凄い。コミカルでハードボイルドなアクション。
悪者が犯罪組織の中間管理職で小粒。007も悪の組織をソ連からスメルシュにする事から小粒になったけど。『007サンダーボール作戦』のアドルフォ・チェリは真面目に仕事(悪事)に取り組む支店長という感じだった。
『シティーハンター』の悪玉は支店長よりは課長クラス。意地が悪く根性が曲がってる。でもラスト近くで突然現れるので観客が悪役を憎むには時間不足な感じ。
敵の殺し屋コンビは蠍(女性)とヒグマ(男性)。ヒグマは三回主人公たちを襲うのだが二回負けて涙目になってるので三回目は手に汗を握るというよりは「あんたも可哀想やな」と同情してしまった。
余計なお世話かもしれないけど下ネタや裸は今見ると面白くはないんじゃないかなと思った。
きびしいことを書いたけど安心して見られるアクションコメディであることは間違いないです。