このレビューはネタバレを含みます
アクションとコメディとシリアスのメリハリが心地良く、最初から最後まで面白かった。原作はほぼ知らない（フランス版は見た）のに「良い実写映画だな」と思えたのが奇妙で、そこもなんか面白かった。「もっこり」ネタも不快感を与えない絶妙なバランス感覚によって成り立っているのがすごない？ 何より「如何にして鈴木亮平演じる冴羽獠を格好良く撮るか」を追求している感があり、鈴木亮平を堪能する作品としてもたいへん素晴らしい作品でした。ガンアクションはどれも格好良いけど、特に終盤の強化ガラスを何度も撃ちつけるところが好き。しかし鈴木亮平主演の作品を見るたびに毎回「鈴木亮平が素晴らしい」とか言ってんな私。
一方で香のキャラクターは苦手なんだけど、原作が古い作品だからしゃーないのかもしんない。それでも槇村兄とのコンビの方をもっと見たいなーとか詮無いことを考えてしまった……。
ところで初見では海坊主役のマフィア梶田を見つけられませんでした。無念です。
