2024年公開
監督 ： 佐藤祐一
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新宿を拠点に裏稼業で名を馳せる始末屋が、ある若者の失踪事件を担当することから巨悪と対峙していくお話。
どんなにピンチでもシリアスでも、心に幾許かの「しょーもなさ」を持っていることって実は大事なことかもしれないという物語。自分の中でのモードに、大きく振り幅を持っておくことと、それでいて集中する時は「今」に全てを乗っけてその先のことは一切、意識から外して割り切ること。いろんなプロフェッショナルの方と対談してきて感じたこのエッセンスを、実は一番体現しているのが冴羽獠なのかもしれないという仮説を感じた映画。
鈴木亮平が極まっている。色々な意味で。
テンポよし、笑いよし、アクションよしで、
カジュアルにしっかり楽しめる、いい作品でした。
