ろく

シティーハンターのろくのレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
3.5
ネトフリは完璧におっさんを殺しに来ているよねえ。

「幽遊白書」に引き続き、あの頃のおっさんおばさんたちが楽しめるように(しかも新規客の勧誘も忘れない)、うーん、地上波なんか勝てるわけないじゃんって突っ込んでしまう。

でこの作品。娯楽作品として及第点。おっさんには「ああ槇村死亡のあの話ね」、若者には「ゾンビの亜流」と見やすい見やすい(僕も実に気楽な感じで見た)。多少グロ描写が少ないけど(それは仕方ないのか)それ以外ならするする話が流れるんで気楽に観れる。まあ裏を返せば何も残らないんだけどね。

そして鈴木亮平の筋肉。筋肉フェチならそれだけで満足の出来ですよ。もともと原作漫画自体が「筋肉サイコー」で描かれているからね(そこらへんが今の漫画より強い。北条司は筋肉フェチだと思っている)。パンイチで舞台に立っているシーンなんかそれだけで眼福になるはずです。あ、僕はどうでもいいや。鈴木、最初は冴刃難しいんじゃねえって思ったけど意外と当たり役かもしれない。そこらへんはカメレオン俳優の本領発揮。

最後はどう見ても第二弾あるじゃん作り。そしてゲットワイルド。基本に忠実。違和感を感じさせない。ウェルメイドな娯楽作でいいんじゃない、これです。

※それはそうと鈴木は喋り方まで神谷明そっくりなんだけど。まさか見た目だけでなく声まで真似るとは。もはや物まねショーの領域だと思う。とくに大声出すとこがそっくりだよ。
ろく

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